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2006年6月 3日 (土)

手痛いしっぺ返し

 

当たり前の話ですが

 

陸は海によって隔てられていますが

海は世界中、途切れることなく繋がっています。

 

以前店長から聞いたところによると

サーフィンで有名なハワイのノースショア。

 

世界最高の波がサーファー達の心を

虜にして止まない世界でも有数の

サーフスポットです。

 

このノースショアが何故そんなにも

高い波が来るのかといえば

それはシベリア高気団の影響があります。

 

意外に知られていませんが

ノースショアのベストシーズンは冬です。

シベリア高気団の影響で日本辺りから

冬の北風に乗って

どんぶらこ どんぶらこ

とやってきたウネリが海岸際で

そのエネルギーを放出するため

あの様に高い波が起きます。

 

また南海岸のワイキキビーチには

南極大陸辺りで出来たウネリが

赤道を越えて

どんぶらこ 

と、やってくるため安定して良い波が立つのだそうです。

 

では、昨日お話した海洋深層水はどうでしょうか?

 

水深が深いため風の影響を受けることは

無さそうですが、海流はあるのでしょうか?

 

実は、深層海流と言うものが存在するのだそうです。

 

この深層海流。

イギリス北西部のグリーンランド沖で

高緯度のため比重が重くなり沈むのを

きっかけに、大西洋を南下し、南極辺りで

また、比重の重くなったものと合流します。

 

その後、インド洋を通り

太平洋を北上し湧昇水となって海面まで上昇し、

またグリーンランド沖まで戻っていくのです。

ただし、戻っていくといっても

片道2000年の大旅行です。

今私たちが飲んでいる海洋深層水は

イエスキリストが生まれた頃に

沈み込んだ水なのです。

  

日本では室戸岬沖で

北上中の海洋深層水を汲み上げているため、

高知県では海洋深層水使用の野菜が多く

作られています。

 

有名な室戸海洋深層水がこれです。

 

しかし、この海洋深層水はもともと

地球の温度を一定に保つ役割も含まれていて

この5000万年の間、地球の温度を一定に

保つ役割を果たしてきました。

 

しかし、1万3000年前の氷河期後期。

この深層海流が

北米の氷河が解けて流れ込んだ結果、

比重が軽くなり

沈み込むことが出来ずに

止まってしまったことがありました。

 

そして、高緯度地方に

少なくとも5度以上の寒冷化を促したそうです。

 

これが現代の温暖化でも起こりうるのではないかと

言われ、懸念されています。

 

また、地球規模で行われている

海洋深層水の汲み上げで

海流が変わり、地球に対して

影響を及ぼすのでは無いかとも言われています。

 

陸に対する知識は多い現代でも

深海に対する知識はまだまだです。

 

21世紀の資源といわれる

大陸棚付近に存在するメタンハイドレード等も

今後視野に入れて開発が進みますが、

海は甘く無さそうです。

 

以前、九州の有明海で、諫早干拓のため

堤防をせき止めた結果、

潮流が変わり有明海に生息する生物に

大打撃を与えたことがありました。

 

壊すのは簡単ですが

自然に戻るまでには何百倍もの時を要します。

 

失敗は成功の元。

 

私たちが好んで使う諺ですが、

自然界に対する失敗は、

そう甘くない。

 

身をもって体験した私たちは

今後、どう向き合っていくのでしょうか?

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